日本のチロル-下栗の里

しらびそ峠

中央自動車道を走ると防音壁で折角のアルプスも見えにくい。
飯田市は二つのアルプスが見える町、最近は飯田山本から一般道を走って、景色を愉しんでいる。
それでもアルプスは、毎回出会える訳ではなく、むしろ出会えないことの方が多い。

今回は、南アルプスを間近に見る、しらびそ高原と下栗の里をドライブしながらアルプスを堪能した。
しらびそ峠に着いたとき、こここそ星の撮影に最適だと思った。
標高1800、山の中は真っ暗でレーザーポインターも絶対ない。

DSC_9427.JPG
下栗の里は日本のチロルと言われている。

「下栗ほど美しい平和な山村を私はほかに知らない。」(引用『百名山以外の名山50』1999年8月発行)
『日本百名山』の著者、深田久弥は冬の下栗を訪れこう語っています。

離合が難しい狭い道が続くとアクセスには書かれているけれど、本当に狭い道は一般車進入禁止でバスのみと言うのが普通である。
確かに離合の難しい所もあったけれど、しらびそ高原経由ならそんなに恐れることはない。

写真の風景は村から斜面に造られた道を20分ほど歩いた見晴台からのものである。
道は人がやっと離合できる狭さで、落ちた松葉で滑りやすくなっていた。
入口に協力金の箱が置いてあり、ホッとする。
向かい側にはお助け棒の杖が用意されていた。
小枝や竹を切っただけのものだけれど、これを使うと斜面など気にならず快適に歩けた。
そして、切り開かれた場所に到着すると、そこがビューポイントだ。

飯田から、しらびそ経由でドライブすると、こんなところに住む人の暮らしを想像することも出来ないような風景に出くわす。
下栗の里も斜度38度の畑が人気を呼んでいるけれど、暮らす人には過酷だろう。
高齢化するといつまで住めるだろうかと考えてしまう。
駐車場の入口には観光案内所があった。

見どころはビューポイントしか予備知識がなかったので「ビューポイント以外のお薦めは?」とお聞きすると「他はない」とあっさり。
村に存在している風景、そのままが一番のお宝であることは間違いない。

DSC_9444.JPG
このポイント、日本のチロルと言われるのを実感した。

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