山は素晴らしい ‐ 駒ケ岳|1日目

山に行くには朝が早い方が良い。
5時出発を早めて3時半の出発に変更した。辺りが明るくなり始めた6時半過ぎに駒ケ岳の「菅の台バスセンター(信州 駒ヶ根ガイド)」駐車場に着くと、既に満車。
1km先の駐車場に行くように言われて気持ちが萎えそうになった。
それを見ていたように隣の私有地のロープが外されて、誘導された。駐車場料金は公と同じだった。
ロープウェイ行きのバスは既に、長蛇の列が出来ていた。
この日は、臨時便が次々と来るので40分程度の待ち時間だった。
バスで30分のしらび平(中央アルプス 駒ケ岳ロープウェイ)はヒンヤリ寒く、リックの中の防寒着を出して着込んだ。
ロープウェイを降りると、そこは別天地。
「わぁ~!!」と言う歓声が上がる。
雲一つない空をバックに、そびえる峰々2612mの千畳敷カール(信州 駒ケ岳ガイド)は想像を絶する世界だった。
斜面のタケカンバの黄色やナナカマドの紅は周りの緑と対比して赤さを増して見せてくれた。
一番きつい八丁坂は、大きな石がゴロゴロ、時間をかければ登れないわけではなさそう。
けれど、今回は見送り。
前夜の寝不足と、午後の予定があるので気持ちにゆとりがない時は止める方がいいと判断した。
千畳カールの遊歩道を歩き始めると、今度は暑くて防寒着がしんどくなった。脱いだり着たりと忙しいのに、石ころだらけの道なのでよそ見をするとつまずいてしまう。
先日買ったストックが役に立った。下りには特に効果があった。手すりに摑まるような力強さだ。
登山用のパンツも期待以上に動きやすく、結局3日間手放せなかった。
剣ヶ池(中央アルプス・イラスト山岳マップ)の周りは少し開けているので沢山のカメラマンが三脚を構えて構図を決めていた。
カメラだけでも重いからと三脚を中々持ち込めない私は、足が小刻みに揺れるので手はもっと揺れて、手ぶれ写真ばかりになった。
ナナカマドの実が美しく残っていた。
山の上は当然ながら木陰はない。
晴天は嬉しいけれど、高い山の上でも暑いときは暑い。
小さな頭痛が始まった。
急に高い所に来たから高山病だろうか。
2時間ほどで下界に降りると頭痛は無くなった。
やっぱり、高山病ではないかな?
一人前になったような気がしないではない。
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