室蘭の岬巡り
室蘭の地図上に地球岬と言う名前を見つけた。
地球が丸く感じられる岬だそうだ。
そこを目標に函館を出発した。
室蘭に向かって雲が厚くなり、もしかしたら雨かと気になるような雲行きになった。
函館から室蘭は一般道で188km、道の駅もあるのでそちらの方が快適である。
途中で大沼公園により、駒ケ岳の雄大な姿を見たいものだと思ったけれど、着いた時は方向も分からないほどの霧の中だった。
諦めて走り始めたら、「まあまあ機嫌を直して」とばかりに山裾を見せてくれた。
大沼公園は、時間をかけてサイクリングをすると良さそうな雰囲気があった。
だからここが晴天だったら、先の予定に大いに狂いが出ただろう。
室蘭に着くと、空模様が心配だったから最後にしていた地球岬をスタートにして、予定の逆回りをしたら、それは失敗だった。
地球岬で見えたのは看板だけ、海の方は何も見えない。
室蘭市のポスターより
水平線が見えればこんな感じに見える岬は、灯台が朧に見えただけ。
この先には、断崖絶壁の海岸線が続きアイヌ名の岬がいくつか続いた。
トッカリショ 、チャラツナイ、スマイチ、ハルカラモイ
絵鞆岬展望台
それぞれは、ほんの数分の距離で、走るほどに空が晴れて、水平線も見え始め、絵鞆岬展望台では水平線が丸く見えた。
ここも地球岬だった。
室蘭の楽しみはもう一つあった、海からの工場地帯の夜景だ。
ところが、それは、前日に「海が荒れる」からとキャンセルされていた。
ポスターより
手前の橋は白鳥大橋で、この橋の説明は直ぐ近くの「道の駅 みたら」に行けばよく分かるはずだった。
けれど、人気のない道の駅は閑散として、橋の難しい図面や写真があるばかり。
五稜郭で建築技術に驚いていただけに、ここでは巨大橋梁の技術を知れると思った期待は橋の全景も見渡せない場所でかなり失望した。
なんだかだと思い通りに行かない室蘭だったけれど、一般道を走ったので、いい「道の駅」に出会った。
洞爺湖近くの「道の駅あぷた」だ。
美味しい「うに丼」をリーズナブルに頂いたり、アスパラや関西ではもう見られない真っ白なカリフラワーが買えた。
千歳空港内をうろうろするより、道の駅がいいという事は私の鉄則になっている。
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