旅ゆけば‐ガーデン編・風の丘しいある・長野県佐久市

「風の丘しいある」は、かつて「メアリーローズ英国庭園」と呼ばれていたガーデンで、2000年にオープンしている。
ところが9年間で閉園してしまった。
閉園して廃墟となったバラ園を造園家で環境アドバイザーの鈴木美津子さんは私財を投じてガーデンを再び美しく蘇らせた。
そして、2012年「ローズガーデン&レストランカフェ 風の丘しいある」として開園した。
その後、2020年12月に「シャトレーゼグループ」が運営権を取得して、1万坪のイングリッシュガーデンとして2020年12月に生まれ変わった。
余談になるが、

「しいある」と言うのは出産時の医療事故で亡くなった一人娘、良恵さんの愛称である。
その時の医療事故については「風になったしいある 軽井沢産婦人科医療事故遺族の手記」として出版されている。

風の丘しいあるは、イギリスで最も美しい庭園と言われる「シシングハーストキャッスルガーデン」をモデルに造られた本格的英国式庭園である。
かつて、メアリータワーと呼ばれていたタワーは庭の風景をを引き締めて、どこにもないガーデンの景観を演出している。


タワーからは浅間山も見える

このタワーは螺旋階段で6階くらいの高さまでひたすら上るしかない。
幸いゲストは私達だけだったので、スムーズに登れたけれど暫くは息切れしてしまった。
けれど、ここは見ておかないと。
芝生のボーダーガーデンはよく手入れが行き届き今回訪問したガーデンの中では1番美し
かった。


このガーデンは、どういういきさつで閉園、再開園を繰り返してきたのかは分からないけれど、一つ分かるところは交通の便の悪さだ。
マイカーが無いと中々行きにくい上に周辺は渋滞地域である。

私の場合、「中の条山の上ガーデン」からナビによると到着時間は4時だ。
一旦は諦めるつもりだったけれど、家人は「行くまで分からない、ダメモトでいい」と佐久方面に走り始めた。
軽井沢は案の定、渋滞が始まっていた。
手に汗を握る運転でゲートに着いた時は3時25分だった。
そもそも、6月の閉園時間が4時と言うのも早すぎる。





何処を切り取っても絵になるガーデンだった。

青森県から始まった9日間の旅の最後は諏訪湖畔、湖に落ちる夕日がきれいだった。

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