バテック買いの顛末

夏はバテックに限ると熱い思いを駆り立てて20年。
シンガポールで初めてのバテックを買ってから離せなくなりました。
その後機会があると日本でバテックを探すのですが到底手の届かない価格帯でした。
色々な種類があるのですが着心地のよい生地でと思うとかなり高価なものです。
ならば、飛行機代を払っても現地買い付けにかぎると情熱を燃やした20年間です。
前回のバリ旅行でも勿論買いました。
手触りをいえばオールドバテックということになります。
テーラーで仕立てと、いっても簡単なシャツとパンツの組み合わせです。
仕立て代は凡そ¥1000くらい。
前回はお気に入りのバテックを着て帰りの飛行機に乗り込みました。
関空に着くまでにそのバテックはろうけつ染めの模様に沿ってほつれ始めるではないですか。
一番高かった生地です。
今回はそんな事のないように慎重に買い求め、かなりディスカウントしてもらってご機嫌で宿に帰りました。
しばし、その生地に見とれ鏡の前でファッションショーをしていると、あれ~所々に染ムラ、ホツレをかがった痕、ひとつ見つけると魔法が解けるように次々と見つかるほつれ穴。
ショック!!
現地の人に聞くと、オールドバテックというのは、そもそもそういうものだとケロリとおっしゃいます。
一般的にはタペとして使うのが目的でそれを仕立てることが無理だとのたまった。
翌日買った店に交渉に行く時は現地人2人と宿のご主人までが同行して交換の交渉にあたってくれました。
店員さんは先月まですぐ側のラーメン屋さんにいた人だと、現地のボンちゃん言っていました。
オーナーは不在で昨日私にディスカウントしすぎて店員さんは叱られたと言う事でした。
ボンちゃんがオーナーと電話を繋いで交渉してくれて、何とか交換は出来ますが昨日の正規料金に戻す事が条件ということでした。
新しいバテックは高くないので昨日の価格になるまで買わねばならないとなると何枚買えばいいのか検討も付かない事になりました。
買う買わないの選択はなく、買わなければならない時のテンションは最低です。
シルクにすれば、はかがいくからと、綿からシルクに生地を変え外に出て日に透かしチェックをしました。
無事に交換が出来てやれやえといいたいところですが、シルクに換えた事が次の不幸を生む事になろうとはこの時点では気がつきませんでした。

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