真冬の蛍

大津の家を出て12時間後の午後6時半、(正確には時差1時間で13時間後)ウブトの宿に着きました。
薄暮の田んぼは、田植えが終わり、小さな稲が心地よい風に揺れています。
突然田んぼから大きな蛍が飛びかい思いがけない歓迎をしてくれました。
朝夕は風が冷たく「オーストラリアからの南風が吹くからねえ」といわれるとそれは日本で言うことのシベリアからの寒気団に当たるのだといちいち置き換えています。
久しぶりに南十字星を探して、赤道を超えてきた事を実感しました。
今回はオールドバテックの買い物に失敗し、仕立てにも失敗して泣きべそをかいたり、バリの美味しい塩は海まで買いに行き、蜂の巣からストレートにしぼった蜂蜜に出会い、お気に入りの石鹸は工場まで買いに行きました。
本来は読書三昧をするといって出掛けたのですが、バリの島を東西南北かなり動き回ってしまいました。
その都度、失敗が付いて回りましたが、それもこれも旅の思い出です。
明日から徐々にご披露いたします。
パソコン、携帯、テレビのない世界で静かに過ごせると思ったのですが、インドネシアの通貨のルピアに対して円高が日々進む理由が分からず不気味な感じを抱いたものです。
日本の情報が入らない事を愉しんでいるわけで、日本に帰るまで何も知りたくないといいながら帰りの機上では新聞にしがみつく体たらくです。
サッカーだけは気にかかり禁を破ってスタッフルームにマンゴスティンの包みを持って押しかけ、観戦しました。
でも、でもサッカーも相撲もいえ総理大臣にまで失望する夏休みになりました。
日本国の総理は「小沢と私とどちらを選ぶのか」といいながら、続投をするという。
さっぱり理解できないのだけれど、私はバリボケしているのかしらん。

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