南十字星 5

バリの女性は抜群のスタイルである。
大きな荷物からテーブルに運ぶお盆まで頭に載せて歩くのですから、身体のバランスが悪かろうはずがない。
建築現場で大きな石を頭に載せて歩く姿には思わず足がとまった。彼女は「にこっ」と笑って通り過ぎた。
腰や頚椎がよほどしっかりしてなければ出来ない芸当である。肩凝りに悩む我が身と比べ感心と反省をした。
子供の頃から練習するバリダンスは手の指をそらせ、腰を後ろにひき、胸を前につきだす。
少し真似をしてみましたが、私の指は反るはずはない。小さい子供のの頃からやらなければ出来ないらしい。
日曜日に美術館に行くと子供達が集まって練習をしていた。バリダンスのダンサーは子供の憧れの的のようで、自主的に練習しているらしい。
指先に力を入れるのは気持ちが良い。血液がドクドク流れる感じがする。
この国の不思議は、
背中が曲がった人を見かけないこと。
眼鏡をかけている人がいないこと。
太っている人がいないこと。
背中が曲がっていないのは、物を頭に載せて歩く習慣ではないでしょうか。
周囲を海で囲まれた、緑の島では悪い目になるのが不思議なようだ。
ボンさんの奥さんはコンタクトレンズをしていましたが、今では全く不要になったとか。
食事は人間も動物も分け合っている。飽食などはあり得ない。
犬、猫にペットフードやドレスがあるわけではない。神様のお供えと人が分けたもののみですから、本来のスタイルを保っている。
鶏がまた美しい姿で庭を走り回る。
私が大好物になったチキンカレーは日本で味わえない鳥の美味しさに原因があったかも知れない。

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