サヌールの海

ウブドに滞在しているとバリ島が海に囲まれている事を忘れてしまう。
昨日はクサンバの海に塩を買いに行ったけれど、海に入ろうとは思っても見なかったのに、今日になって海に入りたくなった。
家人が海上には強いのに海底には興味を示さないので海に出かけることは思いも浮かばなかった。
それが、サヌールの海でグラスボートに乗ることになった。
グラスボートで道をつけていづれ海底へという筋書きである。
ウブドから海岸に出かけると、太陽がサンサンと照りつけ、冬である事を忘れる。
青い青い海が大きく広がっている。
グラスボートは干潮だったけれど、上手に海の道を見つけて沖合いまで連れて行ってくれた。
遠浅の海底は船底をすりそうに進みながらいきなり深い海が口を開ける。
さんご礁は退行して色あせていたけれど、色鮮やかな南の魚が悠々と横切っていった。
黄色の太刀魚のような魚もゆらゆら魚体をくねらせて通る。
これは上から見ていたんじゃつまらない。
魚の直ぐ隣りにいたい。
シーウォークというのがあるそうだから、次回はそれにしようねと家人に言つた。
聞こえてない風に海底から目を離さないのだけれど、聞こえているはず。
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