秋の彩りを求めて–ゆっくり紅葉とせせらぎ街道の旅

今年の紅葉は例よりもだいぶ遅れていると聞きつつも、待ち遠しい気持ちに背中を押されて郡上八幡から飛騨高山までを南北にわたり全長約64kmを繋ぐ「せせらぎ街道」へ出かけた。過去に「道の駅 明宝」で出会った紅葉が忘れられず、今年も同じような景色を期待していたが、到着すると紅葉はまだ少ししか色づいておらず、少し残念な気持ちになった。
紅葉探しの旅は目的地を決めないで足の向くままとしているので、街道沿いの道の駅を訪問しながら走ることにした、「道の駅明宝」はこの街道では比較的大きな「道の駅」である。少しでも赤い所がないものかと探していると、焼きアマゴの香ばしい香りに引き寄せられた。残念な気持ちを落ち着けるには食べる事が一番だ。
暗い室内を通して窓の外を見ると、幾分紅葉しているようにも見える。それで気晴らしになるならと「アマゴ2匹」をオーダーした。年季の入ったいろりで焼いてくれる。それだけでも美味しそうだ。
ただ、アマゴは驚くほど小さかった。
思いがけず店内のテレビではMLBワールドシリーズが放送されており、紅葉のことも一時忘れて、夢中で応援をした。
昭和な感じが懐かしい。
方々の道の駅では「もみじ祭り」や「手作りフェス」が開催されていたけれど、今一つ盛り上がりには欠けていた。
肝心な紅葉が無いのだから仕方がない。
さらに進んで西ウレ峠(標高1113m)へたどり着くと、ようやく紅葉が少し進んだだ木々に出会えたが、峠の先は熊の出没により立ち入り禁止になっていてこれ以上は紅葉の中に進めない。
時々ポツンと雨粒が落ちるてきた。
期待していた紅葉見物としては、やや消化不良でテンションが上がらない紅葉見物であった。
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