隈研吾-梼原町総合庁舎

梼原町総合庁舎HPによると
[梼原町総合庁舎は、「防災の拠点機能」、「住民の利便性」、「環境と梼原産材の利用」を熟思して、平成18年に誕生しました。]と記されている。
庁舎には日が傾いた閉庁時間間際に飛び込んだ。
だからと言う言い訳で建物の写真は貧相でUPできるものではないけれど、閉庁時間までに庁舎内に入らなければと焦ってしまった。
この素晴らしい庁舎の全容はHPの写真で是非ご覧下さい。
庁舎内は観光客を迎えてくれる「茶堂」がホールの真ん中に設置されている。庁舎に茶堂を設置する梼原と言う町には、日本人なら憧れる。

茶堂とは藩政時代から地域住民が道行く人に茶菓子をふるまい、信仰と人情、社交の場として役割を果たしてきた場所である。その茶堂が庁舎に設置されているのが旅人としては嬉しい。
話は変わるけれど、四国の旅行中に数名のお遍路さんを見かけた。
Tシャツ姿のお遍路さんは一人で黙々と歩いていた。
ふっとスペインのサンティアゴに行った時に世界中から巡礼路を歩いてくるという話を聴いた。
その時はサンティアゴの巡礼路と四国遍路を結び付けて感じることは全くなかったのに今回急に近いものを感じた。

1階は銀行、農協、商工会などの施設を内包する半屋外の広場を作った。雲の上のギャラリーで観たDVDでこの広場は、格納庫用の大型の折れ戸で外部と仕切られ、年間の半分以上の期間は、開放され、空調のランニングコストの軽減にも役立っているそうだ。12月なので折れ戸を確かめられなかったのは残念だった。DVDで観た時はその斬新な折れ戸にびっくりしたものだ。
2階は会議室がいくつか並んでいたが、階段を上がった正面の部屋に目が留まった。
室内は電気が点いているのでよく見える。

そこは町長室だった。
何処にいても全体が見渡せる、オープンな庁舎は町民にも好評なのでは?
見学者がふらりと入ってきても誰も気にかけている感じはなかったけれど、実は大勢の目に私の挙動は見られていたのだと後になって気が付いた。

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

skogBLOG内の記事検索

カテゴリー

過去の記事

旅行関連の情報収集

ブログランキングで旅行関連のブログをご覧いただけます!

ガーデニングの情報収集

ブログランキングでガーデニング関連の情報を収集できます!
ページ上部へ戻る