隈研吾-雲の上のギャラリー

雲の上のギャラリーは隈研吾の建築ギャラリーである。
トップ写真は絵葉書から頂いたけれど見たこともない建物に仰天した。
この建物は「森のような建築物」「枝葉が広がり、木漏れ日のような光と影を作り出す建物」を目指したものであると解説されていいる。



まるで一本の木が枝を広げているように見える。
世界でも類を見ない架構形式による唯一の建物として、木材の限りない可能性と、梼原町産材の振興を進めていく中での、大きな可能性と自信をもたらしたと言われている。
私は建築の事は全く分からないので構造体についてはあまり関心はない。
ただ、建物を下から眺め、横から眺め、一本の柱で支えられているように見える構造が不思議でならなかった。
美しい建物であると言うだけで四国の山深い梼原に来た甲斐があると、只々感動して見惚れていた。

廊下は長く美しい通路になっている。
外から見る形状とは違う印象で明るい廊下は何処からも外が覗ける。

こんな素晴らしい建築の出来る人として益々隈研吾に興味が湧いた。
バブルがはじけて時間がある時代が隈研吾にもあったとか。
そんな時に誘われて梼原の芝居小屋「ゆすはら座」を見に来て、木造建物の美しさに触れたのが隈研吾の原点とギャラリー内のDVDで話されている。
原点の「ゆすはら座」は直ぐ近く梼原町総合庁舎の前にあった。



私から見ると九州や出石で見た芝居小屋と変わらず、子供の頃の思い出に繋がるような懐かしさがあるだけで、木材の可能性や美しさにインスピレーションを受けた隈研吾とは大違いだ。当たり前だけど。
私が初めて隈研吾作品の「TOYAMAキラリ」に行った時も木の柔らかい空間に体がほぐれるような安心感があった。
多分あの印象が今でも強く私が隈研吾に魅かれる原点になったいるのだろう。

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