雲の上の図書館-高知県・梼原町

隈研吾を初めて知ったのは複合ビル『TOYAMAキラリ』を訪ねた時に図書館のデザインに目を見張ったのが最初である。
鉄筋がもてはやされる中、木をふんだんに使ったデザインの温かさに魅かれた。
以来東京オリンピック競技場を手掛けると共に名声は知らぬ人はないものになった。
隈研吾の原点になった場所が高知県梼原町にあると知ったのは今年の春に内子町を訪ねた時だった。
以来、寝ても覚めても「梼原」が頭から離れない。
しかも梼原には隈研吾がデザインしたホテルがある。
ホテルを予約しようと思えば常に満室だった、
ようやく見つけた空室1部屋、即予約をした。

順序だてて書けばいいものを「雲の上の図書館」に行った時の興奮が治まらない。

窓から入る明るい陽射し、図書館にありがちな硬い雰囲気ではなく、好きな本の前にはそれぞれ違った椅子が置かれて一日過ごせそうだ。

出来るものなら移住したいと思うほど羨ましい環境の図書館だった。
図書館内の本の並べ方もユニークだ。
いろは48本棚めぐりとして、並べられているけれど「「ゆめみし」の所では「ゆ 美に触れる」「め世界一美しいあれやこれ」「み 先進の悩みに触れ知に浸る」「し 漫画で世界を知る」と言う分類になっている。
この図書館に来れば誰でも本好きになるだろう。
会話や飲食のできるコーナーもある。
宿泊者も仮利用者カードで借りることも出来る。
今読みたい本がすぐに読める環境ががある。


「○○禁止」のような張り紙はなるべくしない空間づくりを目指しています。
と言うのも図書館を利用する者の心得を暗に示している。

私が初めて読んだ漫画もあった。

梼原に出来る事が、古色蒼然として駐車場もない我が町の図書館には何故できないのだろうか。
びわ湖と言う素晴らしい環境があるのに。
若い人口を増やすに、文化度を上げなければと思うのだが。

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