田丸橋・弓削神社の橋‐内子町

内子町の情報を見ていると「屋根付きの橋」があることが分かった。
想像するとドキドキするほどロマンチックな橋に思えてならない。
有名な田丸橋は麓川の中流域に架かる屋根付橋で、杉皮葺きで出来た大きな屋根がある。
内子の町からは10分以内との事、内子座を見学した後、暮れなずむ空の下に車を走らせた。

司馬遼太郎の「坂の上の雲」のドラマでは「正岡子規の実家近くの橋」という設定で、子規の妹・律(菅野美穂)が幼馴染の秋山真之(本木雅弘)を追い駆けていく場面のロケ地になった橋である。
周りの風景からしてもロマンを語るのには打ってつけの風情があるが、現実は生活道路としてはもちろんのこと、農作物の保管場所や井戸端会議の場所としても利用されていた。
過去には洪水で流されたけれど、1943年に地元住民が再建し、その時に橋桁を両岸から斜めに渡した木材で支え、橋脚を省いた構造にしたそうだ。
田丸橋は、内子町の有形民俗文化財に指定されている他、愛媛県の屋根付き生活橋を代表的する存在として2002年に土木学会推奨土木遺産にも認定されている。
私が行った時は、橋の周りの木が成長し、夏草が伸びて橋のかっこいい写真は撮れなかった。

この橋は内子町に来たなら是非にとお勧めしたい。
ガイドブックによると、かつてこの川筋には10橋の屋根付橋が架けられていたが、平成以降、下宮橋(1994年)、鳥居元橋、常盤橋(2004年)、清水川橋(2004年)が屋根付き橋として整備されている。

もうひとつ屋根付き橋のある弓削神社は、内子町のなかでも特に山奥に位置する「石畳」地区にある。
午前中に行った泉谷の棚田にもう一度行くような地域だった。
弓削の池という用水池が造られ、その中央を社殿に向けて、栗の木造りの屋根付き太鼓橋が架けられ参道となっている。



弓削神社の先には石畳清流園があり、日本の古き良き時代を思い出させる観光用の水車小屋を再現している。


そして、そにも屋根付き橋があった。


日も傾き始めたので、今日の観光はここまでとして内子のお宿に向かった。
今日の走行距離は500kmお疲れ様

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