早春奈良ー2023 東大寺と二月堂
数年前に若狭神宮寺の「お水送り」の儀式に参加したことがある。
若狭から送られお水は3月12日に奈良東大寺二月堂の「お水取り」の儀式に使用される。
今回の奈良行きは、お水の送り先東大寺二月堂のお水取り期間に当たり幸運を喜んだ。
出掛けた日は土曜日で東大寺南大門近くは大勢の人で混雑していた。
鹿は参道いっぱいに出て来て、鹿せんべいをおねだりしていた。
何時もと変わらぬ奈良の風景。
久しぶりの大仏様は変わらぬ姿でお座りであった。
やはり大きさには圧倒される。
大仏殿はぐるっと回ってもさほど時間はかからないので、お水取り期間中の二月堂に行くことにした。
過去に一度お松明の火の粉を浴びた事があるけれど、もうすっかり忘れている。
二月堂に向かう道は、坂道、階段のきつい道だ。
ひたすら歩くと全身から汗が出る。
漸く二月堂に到着すると、15時頃と言うのに19時から始まるお松明のための場所取りが始まっていた。
若い人ではない。
元気な高齢者の方々が大きなカメラを持ってクライマックスをとらえようと待っている。
東大寺は家族連れの若い人が目立ったが二月堂は全く違う雰囲気だ。
昼間は舞台に上がれる。
高い舞台からお松明の通る階段が見える。
竹で作られた結界は、見事な造りで美しい。
舞台の端に行くと人だかりがあった。
二月堂境内ではお経をあげているような声がする。
するとその人だかりは境内から出てくるお坊さんの出待ちと言う事だ。
しかもジャストタイムで、すぐその時刻だと周りの人が教えてくれた。
遠来のはな友さんは、幸運を運ぶ人のようだ。
奈良観光も幸運に恵まれたと喜び、奈良公園から猿沢の池を歩いて2日間を終えた。
近場だったけれど、大旅行をしたような充実感のある旅になった。
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