冬の北海道を楽しむー屈斜路湖のオオハクチョウと夕陽

午後からは、屈斜路湖へオオハクチョウの観察に行った。
屈斜路湖は日本最大のカルデラ湖で火山活動から生まれた湖だ。
観察場所は「砂場」と言われて、掘ればどこでも温泉が出る。
足湯もあったがIさんが足を入れたら冷たくてびっくりしたそうだ。
この大きな湖も、2月になれば完全結氷する。
温泉が流れ込む部分はまだ結氷してないが、風は冷たい。

オオハクチョウも人影もチラホラで寂しい風景だった。
水際には、氷の芸術が残されていた。

次に行ったのはコタンの湯(露天風呂)
ここには沢山の白鳥と鴨が家族のように過ごしている場所だった。

温泉のお湯が湖に流れ込んでいるので水温は高いそうだ。
風が吹くと湯気が流れるが私には寒風が吹きつけているように感じる。
オオハクチョウはこの大きな体でシベリアへ飛んで帰るのは楽ではないだろう。

寝ていたオオハクチョウが一斉に立ち上がり首を伸ばして騒ぎ始めた。
ここは餌場でもあるので時間になったら餌撒きに人が来るらしい。
餌撒きの時間だろうかと伸びあがってみると、湖の際に造られた無料の露天風呂に入浴する人の姿が見えた。
首を伸ばしていた白鳥も肩を落とすように元の姿に戻っていった。

セイコーマートでケーキを買って(川湯温泉は未だ営業体制にはないらしくCAFEも休業中)Iさんが用意してくれたコーヒーで夕陽待ちをした。
午前中の摩周湖シュノ―シューは目的地に着くと熱いココアを魔法のようにIさんは淹れてくれた。
しばらく屈斜路湖を見ていたら太陽は外輪山の山影に入るように見えた。
日没予定時間まで20分くらいだった。
そこから24km先になる美幌峠に移動することにした。
Iさんの巧みなハンドルさばきでグングン高度を上げていった。

夕陽は向かいの山に映り、白銀の山を輝かしていた。
時間がないー
駐車場に車を停めて展望台まで全速力で走った。

最後の光が斜里岳に照り返して絵葉書のような風景を見せてくれた。
ここの寒さが3日間でいち番寒かった。
日没になれば気温はいっ気に下がるし、ぴゅーっとうなりを上げて吹き付ける風は容赦ない。
背中に当たる風は耐えられるけれど、顔に当たると痛い。
駐車場に向かう方向に残照が濃く残っていた。

4日目は12時15分 斜里岳の見送りを受けて関空へ

快晴の上空は太陽の光が海上を照らしていた。

冬の北海道に行くのはもう最後になるだろうと思っての旅だった。
Iさんのお陰で思いの外寒さも感じず、要領よく野生動物も見られた。
二人だけのドライブもいいけれど地元のガイドさんに勝る事は出来ない。
最後にする予定の旅が冬の北海道のスタートになりそうだ。

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