九谷セラミック・ラボラトリー 隈 研吾作品の妙 |小松市

今年の5月24日、石川県小松市に新しい工房がオープンした。
新国立競技場の設計を手がけた、隈 研吾氏による九谷セラミック・ラボラトリーがそれである。
小松市は九谷焼に欠かせない「花坂陶石」の産地で、施設内には製土工場が設けられ、全国でも希少な陶石からの土作りが見学できる。
九谷セラミック・ラボラトリーでは土作りの工程の見学以外にも、ギャラリー、体験工房、レンタル工房を兼ねた複合型九谷焼創作工房である。
若手作家の育成を目的としたレンタル工房の見学は陶芸を趣味とする人にも魅力的な工房ではないだろうか。
私は建物のデザインに目を奪われたけれど。
この屋根の下は外土間になっていて、イスとテーブルが用意されている。
「大地と有機的につながるおおらかな平屋建築」という設計コンセプトのもと、屋根は小松マテーレの緑化基盤材「グリーンビズ」を使って緑化し、周囲の田園風景に溶け込んだ外観を生み出している。
小松マテーレの「グリーンビズ」とは超微多孔スポンジ状セラミックス基盤「保水セラミックスパネル」に多肉種植物「セダム」などを組み合わせて屋根や壁面を作る事らしい。
夥しい数のセダムが植えられているけれど、我が家のセダムより数倍美しい。小松の冬を超えた頃の様子が気になる。
『企業版ふるさと納税』とは、企業が自治体に寄付をすると税負担が軽減される制度のことです。
正式な名称は『地方創生応援税制』といい、自治体の実施する「まち・ひと・しごと創生寄附活用事業」(以下「地域創生事業」といいます。)に企業が寄付をすると、寄付額の約3割が税額控除される仕組みです。地方創生、人口減少克服といった国家的課題に対応するため、地方公共団体が行う一定の地方創生事業に対して企業が寄附を行うことにより、地域創生を活性化する狙いがあり、平成28年度に開始されました。(さとふるより)
この部分はレンタル工房や体験工房がある。
反対側の端はギャラリーと製土工場
ちょっと気になるトイレの洗面器
そして玄関には、隈 研吾のサインがあった。
隈 研吾の建築を初めて見たのは富山のガラス美術館だった。
木をふんだんに使う建物内部は呼吸しやすい気持ちのいいものだった。
けれど、九谷セラミック・ラボラトリーは今まで見たどの建築より私には奇抜に見えた。
建物内部には木がふんだんに使われているので、工房の中にいると今までの建物と同じように安らぎを感じる。
小松の田園が広がる土地に突然舞い降りた鶴のようだとも感じた。
施設情報
施設名 | 九谷セラミック・ラボラトリー |
---|---|
住 所 | 〒923-0832 石川県小松市若杉町ア91番地 |
TEL・FAX | TEL:0761-48-4235 (10:00〜17:00) FAX:0761-48-4230 |
駐車場・ 各交通機関 |
■ 駐車場:無料
■ 車の場合: ■ 電車の場合: |
開館時間 | 10:00-17:00(最終入館は16:30まで) |
休館日 | 水曜日・年末年始 ※ 施設メンテナンス等のため臨時休館することがあります。 ※ 製土工場は稼動していない日もあります。ご了承ください。 |
入館料 | 一般 300円 学生(高校生以下)150円 ※ 小松市内在住・在学の18歳以下および65歳以上の方は無料です。年齢のわかるもの(運転免許証・保険証等)をご提示ください。 ※ 身体障害者手帳、療育手帳又は精神障害者保健福祉手帳をご提示いただければ、その手帳の交付を受けている方の入館料が無料になります。 ※ 県内の⼩中⾼校・特別⽀援学校が授業の⼀環で来館する場合は、引率者は無料で観覧いただけます。(要予約) |
Googleのロゴ(スマホは地図上)をクリックすると大きな地図で表示します。 ※店舗及び、ギャラリー・美術館などの情報は記事作成時点のものです。最新の情報は公式ホームページにてご確認ください |
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。