柿と紅葉

毎年、11月の声を聴くと、飯田市高森町まで市田柿を買いに行くのが秋一番の楽しみになっている。

ここの農家で20kgを分けてもらう。
家に帰ると、家人は数時間柿と格闘する。
それが少しも苦にならないのは、干し柿を待ってくれる人がいるのと、信州の紅葉を見られる楽しみがあるからだ。

11月の初め、信州の山々は遠くから見ても山全体が赤くなっているのが分かる。
帰路は、木曽路と伊那路を結ぶ国道361号線を使って中津川に向かった。
そこにある、カラマツの紅葉は春の桜に勝る美しさだと思う。
風が吹くと黄金の針がサラサラと音を立てて降りかかるのだから。

毎年、「夢のようだね」と言いながら走っている。
この時期は何故か道路工事が多い、予定では2時間の中津川まで2時間20分かかった。
花の後は団子。
栗きんとんの「すや」さんで「栗汁粉」食べないと今年の秋を締めくくれないのだ。

時刻は、夕方の5時前で日が傾いている。
にもかかわらず行列はあった。
前に並んでいた若い女性が「並んでも時間はかかりません。だって寒いもん、皆さんお汁粉を食べたらすぐに席を立ってます」と解説してニコッと笑った。
お茶処は全ての窓が開け放たれて、もう寒風が入り始めていた。
「旅は道連れ世は情け」
家人と、楽しい道連れに出会えて良かったと笑った。

並んでも早いのは確かで、到着から席を立つまで18分の事だった。

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