倉敷市美観地区|倉敷市

瀬戸内の旅の2泊目は、倉敷にした。
倉敷は、何度行っても宿泊をした事がない。
実は倉敷は、中途半端な距離にある。
倉敷を目的にして行くと、日帰りで十分なのだ。
美観地区に初めて行った時は、信じられないほど狭い地域で驚いたものだ。
その一角に風格のある「旅館くらしき」があって、ランチに立ち寄りながら、いつかはこの奥に入ってみたいと憧れがあった。
そして、朝夕に静かな美観地域を散歩したい。
憧れは独身時代に始まっているので、半世紀を経て実現した。
しまなみ海道を経由して到着したので、チェックインは午後3時を回った。
2時間もすれば日没になる。
暗くなるまで記憶にある通りをそぞろ歩いた。
そして、翌朝も朝食前から散歩に出かけた。
散歩から帰ると、美味しい朝食が用意されている贅沢な時間を心から楽しんだ。
top picは早朝に出会った「嫁入り舟」
美観地区から一歩入ると、美味しい匂いがしてきてパン屋さんが既に営業中だった。
ここでパンを買って、近くのカフェで朝食も出来るようだ。
いつものように、ホテルに泊まっている時なら私もその仲間入りをしたいところだけれど、今回は楽しみな朝ごはんがあるので、翌朝のパンを買った。
「エル・グレコ」も昔のまま。
「住んでいるように旅をする」というキャッチコピーがあるけれど、早朝の散歩はそんな気持ちにさせてくれる。
そして「旅館くらしき」は老舗の風格を保ちながら、堅苦しくない対応で居心地の良い旅館だった。
八寸を見れば、後に続く料理の想像がつくようになった。
くらしきは、凝った演出はないけれど、滋味で手間を想像させる美味しい食事だった。
旅の後に旅館の食事を思い出すことはそんなに無いけれど、「旅館くらしき」の食事は思い出してニンマリしている。
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