安曇野と大出のつり橋の思い出|安曇野市

安曇野は、何時訪れても期待を裏切らない。
目まぐるしく変貌する都市と違って、何年も変わらない風景があるから。
30代で富山や金沢で暮した頃には糸魚川経由で度々訪問した。
ある年、台風で糸魚川が不通になり安房峠を超えて高山方面から帰らざるを得ないことがあった。
今のようにトンネルはなかったので、九十九折の狭い道路に、トラックや観光バスが殺到した。
一晩かかって、安房峠を越えた思い出は今でも鮮明である。
バスガイドさんが一台づつ離合させては又前に走り離合場所を探すのだから、大変な一夜だった。
車に積み込んだリンゴをかじりながら、見上げた空は満天の星だった。

そして、「大出のつり橋」に度々訪れたのは50代後半で千葉県市川市に暮した頃だ。
そのころ所属していた洋画クラブのスケッチ旅行で初めて訪れた。



この頃は関西からのバスツアーでも時々ここの名前を見かける。
それほどに風光明媚な場所なのだ。
けれども、夏は全く違う印象だった。
白い山が見えないと、何とも締まらない風景になってしまう。

ここに初めて来たときは、数台の車に分乗してきた。
面倒な首都高を抜け、八王子を抜けて中央高速に入ると気分は爽快になった。
グーっとアクセルを踏んだ時、後ろの車の拡声器が私の車のナンバーを呼んで側道に誘われた。
高速道路の超過料金だったから、かなり痛かった。
かれこれ20年前の事だけれど、これが私のスピード違反の最後のケースだったから「大出のつり橋」というと風景と共に思い出す。

橋のたもとには秋の花が揺れていた。

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