見えない傷と、膝のSOS

昨年2月、膝に違和感を覚えた。ほんの小さな違和感だった。
それが3月末には、軟骨にヒビが入るところまで悪化していた。
そこから9か月。
治療とリハビリを続けた。
日常生活は、支障なく送れるようになった。
歩ける、階段も問題ない。
ただ、正座をすると違和感が残った。
ゴムまりの上に座っているような感覚。
頼りない感じが、消えなかった。
最初は左足だけだった。
それが、いつの間にか右足にも出始めた。
違和感はあるものの、痛みがないまま、時間だけが過ぎていった。
良くなるより、悪くなっている気がした。
そこで改めて、整形外科で検査を受けた。
以前、骨粗鬆症で受診した際、
ふくらはぎの違和感を話したことがある。
そのとき医師は言った。
「原因は膝でしょう」
「違和感は、別の場所に出ることもあります」
今回、その言葉が腑に落ちた。
検査の結果、
膝関節に炎症があり、水が溜まっていた。
嚢胞ではないかと心配になり、エコー検査もお願いした。
嚢胞の心配はなかった。それだけでも、ほっとした。
抜いた水の中には、小さなかけらが浮かんでいた。
今後は、リハビリ的な運動は続けてよい。
ただし、スクワットなど、
膝を深く曲げる運動はしばらく休止。
膝のために良かれと思って続けていたスクワットが、
逆効果だったと知り、正直ショックだった。
カーブスのマシンも、すべて使えるようになったと喜んでいた。
けれど、やはり早すぎたらしい。
傷跡が目に見えない場所だけに、
どの程度いたわればいいのかが分かりにくい。
痛みや腫れがないと、つい「治ったつもり」になってしまう。
けれど膝は、炎症が進むと比較的早く、SOSを出してくれる場所でもある。
もし、痛みはないのに、違和感だけが続いているなら。
「気のせい」や「使い方の問題」と、簡単に片づけないでほしい。
私のように、
良かれと思って続けていた運動が、
実は負担になっていることもある。
回復には、焦らないこと。そして、過信しないこと。
もう少し、
膝と相談しながら、付き合っていくつもりでいる。
同じように膝を痛めている方の、
「何となくおかしい」という感覚が、
大切に扱われるきっかけになればと思う。
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