通院は趣味ですか?ー後期高齢者の予定帳

気がつけば、私のスケジュール帳はクリニックのスタンプラリー帳と化しているのである。夫婦で通う「歯科」「内科」、私にとっては「骨粗しょう症」、家人には「血管内科」やら「整形外科」やら…。さらに季節の変わり目には「皮膚科」「耳鼻咽喉科」が出動する。まさに医療機関巡りツアーの様相である。

さて、高齢者が受ける医療費は高いと言われる。その通り、高いのである。
二か月に一度、内科用でいただく薬の山は、精算で5000円超えにちょっとヒエッとする。その裏に潜む10倍以上の費用を考えたら、そりゃ国もヒエッとするに違いない。
そして、予防と称する通院も積み重なれば結構な費用となる。それでも病気になればさらに出費がかさむ。

「私たちも現役時代にしっかり納めたはず?」と昔は威勢よく言えたが、後期高齢者となると妙に気弱になるから不思議である。
「通院は健康づくりか、それとも健康維持の名目で通院マラソンをしているだけか?」と考え込むときもあるが、そんなことを考えていたら次の通院日が迫ってきてしまい、悩む暇もないのである。

今日もまたカレンダーに次の通院日を書き込むのである。「通院が長生きの秘訣かも?」と笑い飛ばしつつ、それにしても診察券の枚数だけはどんなトレーディングカードよりも充実している気がするのは、きっと気のせいではない。

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