台風21号通過中|中国 黄山の旅

朝方は台風が近づいているとは思えないような晴天だった。
商店街も交通手段もストップして備える台風は不気味なほど静かに近づき急に荒れ狂った。
家が揺れるような風が吹いてリビングに造ったパッキンのない窓からは風にたたきつけられる雨が降り込んできた。
家中の雑巾を総動員して水の侵入を防いでいる。
こんな経験は子供の頃以来だ。

昨日は姉母の診察日だった。
朝から駐車場に入れないほどに車が溢れ、診察室前の椅子も空いてない。
明日の台風に備えて、早めに受診される方が多かったようだ。
姉は腎臓の数値が悪い方を向いているけれど、胸の水は少し引いて安定期にあると診断された。
救急搬送の後は落ち着いた様子なのでそのまま過ぎてくれますように。
診察の後はお楽しみの院内cafeに行く。
大好きなサンドイッチとコーヒーのランチなのに姉母の様子が冴えなかった。
顔を覗き込んで驚いた。
私が朝の口腔ケアーをしたのだけれど、気がせいていて下の入れ歯をいれ忘れていた。
それじゃ食べられるはずはない、熱いコーヒーをフーフーと冷まして、飲んでもらった。
気をそがれないように大急ぎで帰ったけれど、疲れたのか食欲は失せていた。

明日から中国の黄山に行く。
キャンセルする予定だったけれど、姉母は安定しているので思い切って出かけようと思う。
今日が出発なら中止になって、何よりだったけれど明日は中止にならない。
出国が2時間遅れとなっただけだ。
中国では日本の携帯は使いものにならないようだ。
電話は受けられるように世界データー定額のアプリをダウンロードした。
念のためにセカイVPNもダウンロードしたけれど旅行社の方にお聞きするとau携帯はVPNが入ってなくてもつながりますとの事。
中国仕様のwifiも考えたけれど全てPCから出来る手軽さでauの世界データー定額を利用する事にした。
wifiの方が少しお安い。けれどドタキャンありの身でキャンセル料金発生は避けたかった。

台風襲来前に姉母の施設に出かけて、旅行の説明をした。
数日前に一度しているので「行っておいで」と言ってくれたけれど「寂しくなる?」と聞くと「寂しいと言っても仕方がないでしょう」という。
「元気で待っててね」と言うと「待ってるー」とびっくりするほど大きな声で応えてくれた。
施設の方々も全力を挙げてサポートして下さる。
「気分転換して来て下さい」と言われたけれ少し、胸が痛い。

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