地震の恐怖

去年の上越地震を簡単に忘れるわけにはいかない。
10年前に阪神淡路大震災で高速道路の橋桁が横倒しになった事を忘れない。
マンションの耐震強度偽装など信じられない。
このマンションに住んでいる住民の方の困惑はいかばかりか。
マンションを建築する際に誰かが気付くはずである。
分かっていながら知らないふりをした、多数の関係者がいた事にがく然とする。
殺人未遂をしていたのだと分かっているのだろうか。
我が家は27日に地鎮祭をするところまでやっとこぎ着いた。
家の基礎と強度には神経を遣っている。
当初は、店鋪併設のために柱を持ち込みたくないというところから、強度計算の出来る集成材を遣う事になった。ラーメン工法というらしい。
これが途方もなく高く付く。
木造住宅と漆喰の家と当初の希望からは反対の方向に進んでしまった。
予算には限りがあるので柱を室内に持ち込む方法にかえ、漆喰は自分達で塗る方法をとり自然木を多用出来るように今日まで話し合いは続いている。
顔の見える建築であるし、個人住宅のことで建築の細かいところまで話し合えるが、これがマンションだと私達も「100年住める家」といわれれば、そのまま信じてしまう。
今回の問題は姉歯設計事務所だけでなく次々に新事実が出て来るのではないだろうか。
共産党が「何でも民間にさせればいいという問題ではない」と早速いいはじめているがそれは違う。
官も民も人間のすることなのである。
信頼を裏切ったという人間の屑は官にも民にもはびこっている。

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コメント

  1. お邪魔します。先日はありがとうございました。
    『官も民も』ということに大変共感します。
    そういう問題でも無いと思います。
    そして、『物』を作る事への『プライド』の無さに大変怒りを覚えます。これら全てにおいて世の中の『おかしさ』が反映しているようにも思えます。こういうものを作るということは住む人がどうなるのかなど想像すればわかること。それらを日常のようになっているのが恐いですね。
    27日の地鎮祭おめでとうございます。素敵なお家ができそうですね。店舗併設ということは何かされるのですか?
    ちかければ行ってみたいです。

    • skog
    • 2005年 11月 23日

    イノブタンさん こんばんわ。
    ニュースステーションにヒューザーの社長が出演されていますが、彼の言い分は雄弁なだけに不安ですね。危険なマンションを作ってしまった事の責任感が感じられません。残念なことです。
    地鎮祭のご祝辞をありがとうございます。
    1年がかりの計画で「くらしギャラリー」のようなものを計画しています。
    くらしを楽しむ事をコンセプトに作り上げたいと思っています。
    お会い出来る日を楽しみにしています。

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