メルカリでのフリーマーケット体験

メルカリのフリーマーケットを利用しているかと聞くと、若い世代なら当たり前のように使っているようだ。私も本を何度か販売したことがある。バーコードを入力するだけで簡単に登録でき、発送も手軽なので、本の出品は特に楽だった。

とはいえ、一年に数回しか利用しなかったのは、やはり面倒くささが先に立つからだ。特に器類はまだ一度も出品したことがなく、手間を考えると億劫だった。しかし、「一日1種類ずつなら、いつかは片付く」と考え、少しずつ取り組むことにした。

ところが、メルカリにアップしたからといって片付くわけではない。売れなければ、ただ出品リストが増えるだけなのだ。しかし、適正な価格に設定すれば意外と早く売れる。同じ商品が過去にどれくらいの価格で売れているかを検索し、それより少し安めに設定すると、スムーズに販売できるようだ。

当初は一日1種類のペースでアップする予定だったが、慣れてくると次々に出品できるようになった。発送も驚くほど簡単で、宅配便の営業所にはスマホひとつ持っていけばOK。こんなに便利な時代になったことに感動した。

便利な一方で、少し困ったこともある。それは「挨拶のやりとり」だ。購入者から挨拶文が送られてくることが多く、定型文なら楽なのだが、オリジナルのメッセージだと少し面倒に感じることも。発送後にもまた挨拶文を送り、それに対する返信がくる。そして、メルカリの「やることリスト」に「返信してください」とチェックが入る。

「これは返信しなくてもいいのでは?」と思うものはスルーしているが、以前私が購入した際に「挨拶文は不要です」とコメント欄に書いてある出品者から買ったことがある。そのときはありがたくコメントなしで受け取ったのだが、後になって出品者からご丁寧な挨拶文が送られてきた。「あれ、これはルール違反じゃないの?」と思いつつ、結局こちらも挨拶を返した。

もちろん、どこの誰とも分からない相手とのやりとりではあるが、時にはほっとすることもある。しかし、複数の商品を出品すると、メルカリから「〇人が閲覧しました」「いいねが〇件つきました」などの細かい通知が次々と届く。無視していると、突然「販売されました」と通知が来て、慌てて定型の挨拶文を送信することになる。

特に夜遅い時間に売れることが多く、そういう時に通知が来ると「世間はこんな時間に動いているのか」と、改めて現実世界の空気を感じる。

メルカリは便利で楽しいが、ちょっとした手間や新たな発見もある。そんな日々の小さな気づきを楽しみながら、これからも少しずつ片付けていこうと思う。

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