花咲かばあさん・クレマチスに目覚める

少しづつ増やし始めたクレマチスが今年は綺麗に咲き揃った。
薔薇に比べると、場所を取らないので狭い庭の我が家に都合がいいと分かった。

話は変わるけど、夏の前にホームセンターで軽い長靴を買った。雨の日に足元が濡れるのは嫌だからと思っていたけれど、その長靴を履いて庭に出ると庭仕事が楽しくなってびっくりしている。
ガーデン用の長靴は2回買って、失敗している。
長さが長すぎて動きにくかったり、今度こそと短いのを買ったら動くのに力がいるくらい重かった。どちらもブランド品で（形から入るタイプ）ガーディナー気分だったけれど、使わないまま場所を塞ぎ邪魔になって捨ててしまった。
ホームセンターの長靴は何の飾りもブランドもないけれど、庭の中に入るのに躊躇しない。土の上で長靴は、安定感がある。
小さな庭だから掃き物は何でもいいと思っていたけれど、ガーディナーが長靴を履いている理由が良く分かった。

旅から帰ると、待ったなしで始まった庭仕事。
クレマチスの長い蔓を外すと、ごみ袋いっぱいになる。今までは捨てていたけれどこの枝を刺し芽して、ついてくれれば庭中にクレマチスが咲く日が来ると、妄想が始まると妄想は力になった。

そして今日見ると小さな芽が動き始めている。
ものすごく感動した。長靴のお陰でもある。

蔓の始末から刺し芽までは結構忙しかった。朝の内の仕事でひと汗かいた。これから無事に鉢上げするのもひと仕事。
家人は、「苗を買えばいいから種は取らないで」と、言い続けているけれど花の咲き柄を摘めば種がサラサラと落ちてくる。
ついつい、取り置きしている。
秋口には種まき、定植と庭の仕事は順番にやって来る。
農耕雨読なんてとんでもない、農耕睡眠が正解。