旅に出たなら何食べる – 四国編

四国の魚は美味しいと聞いていたけれど、一昨年の旅行ではその印象は無かった。
今回はご近所さんのツアーなので、美味しくないと言われては困る。
高知と言えば「皿鉢料理」
それで皿鉢料理の店を何軒かリサーチしてみたけれど、コトンと落ちるところがなかった。
色々考えるに、皿鉢料理を7人で囲むのはご時世柄いささか気にもなる。
居酒屋料理に変更して探すと「これは」と思う店が見つかった。
そこが「どんこ」だった。
トップ写真はどんこで一番有名なカツオの塩たたき。

店の構えは、一階のはなれ座敷だったので入り口の印象しかないけれど、思わず後ずさりした。
昭和の初め?の建物とお聞きしたように思うが、グラッときたら飛んで逃げる。
そんな雰囲気を醸し出していた。

有名な塩たたきは写真のお皿で3人前。
7人分をお任せでお願いしたら初めの4.5皿を高知料理でお出ししますからその後はメニューからオーダーして下さいとの事。
突き出しは筍の煮もの。
量が多いのでびっくり。
タタキは3人前と聞いて少ないかもと思ったけれど、ネギと大葉の下もぎっしりカツオが盛り付けられて7人でも大満足だった。
塩タタキは初めてだったけれど、すこしの柚子を回しかけると塩との相性がいいのか一口食べて目を丸くした。

ぶりは葉ニンニクや酢や味噌で作られたヌタで頂く。
これも初めて、何でもお醤油で食べていた関西人は目を覚まされた。
ウツボの天ぷら、メヒカリの焼き物。
ここまでがお任せ料理。
お酒はお勧めの「美丈夫」だったけれど、辛口が好きな面々には不評だった。
フルーティーと言うのだ。
メニューを見ると普段に飲んだこともない純米吟醸酒だったとか。
辛口の2級酒をオーダーしたが、これも甘いと中々難しい。
お任せの後に「鯖寿司」をオーダーしたけど売り切れ、
エンドウとエビのかき揚げは美味しかった。
おしまいはあっさりと鮭茶漬け。
凡そ、一人前5000円くらいだった。

翌日は鳴門の「あらし」
ここは鳴門によく行かれる方のご紹介。
安い、美味しい言うことなし。
予約は出来ないので7人一緒に行くには「開店時間」に行くしかない。
17時半をめがけて行くと直ぐに席が取れたけれど、もう少し遅かったら危なかった。
沢山食べられないのでそれぞれ好きに定食を選んだ。
お酒は何を選んだのか聞かなかったけれど、満足されているようだった。
魚の美味しさは高知に劣らず、お財布に優しいお値段は高知の半額だった。

3日目は淡路島岩屋の林屋酢店
ここは予約が出来たのでレンタカーの返却時間20時から逆算して16時半に予約した。

こちらはお任せ握り10貫。
林屋酢店は隣で魚屋さんを経営している。
酢店が開くまで、あれこれと魚を吟味した。
そこで「アラは要りますか?」と聞かれる。
まさか鯵2匹のアラなど要るはずもなく、キョトンとしていると買った魚に関係なく沢山のアラをビニール袋で渡している。
「要ります、要ります」帰って開けてみたらそれこそ「タイやヒラメの舞踊り」のごとく入っていた。
翌日美味しいあら炊きが一品出来た。
お隣の酢店で沢山のアラが出るのだろうと合点した。
お酒を飲める方々にはここが旅行の最後になる食事処だと告げてしっかり飲んでもらおうと思ったけれど、みんな数年前と違ってすっかり飲めなくなっている。
その分、美味しい握り10貫をしっかり食べて楽しかった四国旅行を締めくくった。

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