掟を破りGW期間中に白井大町藤公園へ行く – 朝来市(兵庫)

梅が終わり、桜が終わるといよいよ藤の花の出番になる。
優雅に花房を長く下げて、香しい匂いを振りまく藤の花は桜のように何処にでもあるものではなく山の中や、造られた藤公園でしか観られない。
白井大町藤公園は、兵庫県北部の朝来市にある山陰随一の藤公園である。

近くにある百毫寺の藤は今年も藤が開花する期間は拝観中止を継続している。
それで、今年は3年ぶりに開園する白井大町の藤見物になった。
「連休期間中に出かける事はしない」という掟を破って出掛たので、予想通り「ザ連休」「ザ渋滞」のしんどさが強く残った。

5月3日藤は満開に近い日だった。
京丹後の割烹萬膳さんにも久しぶりに伺いたいし、瓜割の水も汲みたい。
私の予定では水を汲み、萬膳さんを13時に出て藤棚の下へは14時到着。
15時に出れば、帰宅は18時。

それなのに藤棚の下にたどり着いた時は16時半、駐車場待ちは1時間半。
途中でUターンする車がいたが、めったに出会わない「ザ連休」を味わおうと気長に待った。

長い駐車場待ちをする間に、町の人たちが心から歓迎してくれる様子が見えた。
漸く制限のない外出が出来るようになり、白井の藤棚も3年ぶりにお客様を迎えている。
延々と続く車列がどれほど嬉しかっただろうかと思う。
いたるところに地域の人が立っていた。

と言うのはこの公園の藤は、平成8年に地域のボランティアが藤の苗木150本を近くの山々から採取して岡山県和気町より頂いた有名な藤の穂木を接木して 育てたもので平成11年に完成した。
地域の力で完成させて、1年に2週間ほど藤の花を観に来る人の為に、園内には水車を作り噴水を作り鯉のぼりをあげて、誇らしく迎えてくれる。
駐車場は無料、入園料は500円、園内に物販はない。
野菜や漬物を売りたくなるのが人情なのにと、その潔さで白井大町がまた好きになった。

今年は5月10日で閉園になった。
4月29日開園だったからほんの12日間の見ごろだった。
花の命は本当に短い。

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