旅に出たなら何食べるー小布施市・竹風堂

旅の初日の宿泊地、小布施に着いたのは午後4時を過ぎていた。
小布施・竹風堂の閉店は午後6時なので、店内は空いていた。ここの買い物はいつも決まっているので時間はかからない。若い男性が相手をしてくれたけれど、応接の丁寧さは感動級であった。それが、彼だけではなく2階のカフェを利用した時にも感じた。
言葉だけではなく、心からを著わすのは非常に難しいと思うけれど、私はこんな気持ちのいい接遇に最近接してない。

猛暑の中で観光していたので喉がカラカラだった。2階のカフェにどうやら私好みのかき氷が有りそうだ。
一寸迷惑な時間になったと思ったけれど、その心配は無用な笑顔で迎えられた。
目的は「栗みぞれ」だ。


最近のかき氷はデコラティブが流行っているが、私は苦手。
そこにいくと「栗みぞれ」は大人のための「かき氷」と言える。竹風堂に寄るのは「栗あんと栗の風味が移った栗蜜」が売られているからであるが、栗みぞれはこの蜜が掛けられて、氷の上に栗あんが載っている。見た目は地味だけれど直感で「これは美味しい」とすぐに分かる。
多分ここのカフェでは一番安く設定されているだろう。栗みぞれで体を冷やして漸く生き返った思いがした。

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