旅に出たなら何食べるー小布施市・フランス食堂 ヴァンヴェール

小布施にある「フランス食堂・ヴァンヴェール」の宿泊は今回で3度目である。 宿泊施設としての快適さは正直今ひとつである。それでも3度も足を運んでしまう理由は、この宿の食事の魅力にあった。
「ヴァンヴェール」で提供されるフレンチは、何時間も続くフレンチのフルコースではなく、町フレンチのランチコースである。 特にお気に入りは、熱々のパンと一緒に出てくるリエットでディナーはこのリエットを楽しみにしている。
リエットは、パテに似たフランスの肉料理である。
勿論メイン料理は安定の美味しさである。派手さはないが、フレンチらしくソースにこだわりがある。構えたところがないので旅先の夕餉には程よいというのが私の好みに合っている。


コースはABCコースがあり、Aコースは肉料理か魚料理を選び、Bコースは両方。Cコースは+フォアグラつき。となっている。
私は魚料理を選びんだ。魚はボラ?ソースはバジルソースだった。今回の魚料理は少し期待を裏切られた。期待し過ぎたのかも知れないが、そもそもボラは好きな魚ではなかった。家人が選んだ「信州プレミアムポークのロースト ローズマリーソース」は豚肉とローズマリーソースがマッチして美味しかった。
デザートは「マロン風味のクレームブリュレ アイスクリーム添え」パリパリのキャラメルが特別なおいしさで、魚に感じたダメージを覆した。



モーニングは宿泊者に限られるので、部屋の不自由さを我慢して泊まっていると言ってもいい。
それは朝食のクロワッサンだ。食堂内に充ちるクロワッサンの匂いが脳みそを刺激する。
今回初めて知った事でけれど、夕食に出されるパンは手作りであるが、クロワッサンはフランスから輸入してここでは焼いているだけとの事。
道理でパリで食べた美味しいクロワッサンと同じ味だ。脳はパリの味を覚えていた。

クロワッサン2個とヨーグルト、無花果ジャム、コーヒーのメニューである。果物も卵料理も無いけれど私はこのスタイルが気に入っている。家人はいささか不満があるらしい。
朝食の無花果ジャムが絶品で私は帰ってから直ぐに無花果ジャムを作った。

「ヴァンヴェール」の難点は水回りである。しかし、この宿の最大の魅力はやはり食事にある。
アルコールを飲む人なら、美味しいワインを飲んで2階に上がればベッドがあるオーベルジュは最高だろう。

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