姉母の日々

ニコニコ介護が始まって2年が過ぎた。
姉母の状態は今年の春から、元気ではあるけれど徐々に力が無くなっているかなーと思っている。
何処を取り上げて特に悪いという事はないけれど、やる気、気力は全くない。
あれ程着るものにこだわったのに、何を着せられても関心も示さない。
連休明けに定期検診で病院に行ったら、BNPの数値が昨年の12月を底にして少しづつ上昇していた。
このひと月の間に立ち上がりに時間がかかるようになった。
麻痺した右足に浮腫が戻り、力が入らないのだろう。
姉母の冬のセーターを洗いながら「セーターが要らなくなるまで姉母が生きられるとは思っていなかったなぁー」と感慨深い。
最近は「姉母は、死なないんじゃないか」とさえ思うようになっていた。
ところが、検査結果のグラフや食欲のなさ等を見ていると現実を見ないわけにはいかなくなる。
4月に94才の誕生日を無事に迎えられた。
施設のヘルパーさんや看護師さん、栄養士さん達の見守りのお陰と感謝している。
私も毎日行く日々が一日おきになり、今では二日おき、三日おきになりつつある。
姉母がこれから先も機嫌よく目覚めるとは限らないと、いつも頭の中に置いている。
覚悟はしているけれど、「今、私は最善を尽くしているか」と問う日々である。
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