泣きっ面に蜂

昨夜パジャマに着替えた家人が「これ、帯状疱疹かなー」と言って来た。
一目見ればわかる水泡状の赤み、まぎれもないヘルぺスだ。
朝の内からピリピリとしていたけれど虫に刺されたのかと思っていたという。
それがまぎれもないヘルペスの症状なのだ。
状況もこの頃は疲れのたまる生活になっている。
時間は夜の11時に近かったけれど、日赤の救急に電話した。
「この時間だけれど、ヘルペスと思われるので受診したい」と連絡すると「専門医がいない場合がありますが来てください」と言われて夜中の病院に出かけた。
ヘルペスなら皮膚科だろうけれど、内科でも診断は出来ると思うし、救急には必ず内科医はいるはず。

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けれど、話はそうは進まなかった。
自分(診察した医者)では診断できないという結論で、薬は副作用があるので出せないけれど塗り薬を出しますとなった。
リンデロン-VG軟膏をもらった。
土曜日の夜に走ったのには、それなりの理由がある。
月曜日まで2晩も過ごせば、痛みも増すし治りも悪くなるので私は焦っていた。
今日も朝から、頼れるつてを辿って、受診できる病院を探していた。

その時に耳を疑う情報を得た。
「軟膏は何を出されたの」「リンデロン軟膏」「それを使うのはダメです」
説明書に副腎皮質ホルモン剤と書かれていたので嫌な予感はしていた。
ステロイドとしては強いとされている。

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そして、紹介されたのは、内科、整形外科、皮膚科の「たけだクリニック

昨年2月に開院されたばかりのクリニックだった。
既に午前11時を過ぎているので、取るものも取りあえずクリニックに急いだ。
直ぐに診察して下さり、「ヘルペスです」と診断された。
日赤の塗り薬を見てもらったら「これはひどい、院長に伝えます」と言われた。
飲み薬を頂いたら、体の芯の力が抜けていくように疲れた。
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夜になると、家人は元気がなくなった。
痛みが出てきたようだ。
月曜日の朝まで待たなくてよかったと、つくづく思った。

日赤の救急には火曜日の早朝にも姉母を救急車で連れて行った。
救急病院をどうやら私は勘違いしていたようだ。
命に係わらなければ、深夜に駆けつけても何の力にもならない。
と知らなかったのだ。

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姉母の脳梗塞についても、気が付いて直ぐに看護師に見てもらったけれど「空間意識が出来ない」と言われた。
左手で鼻をつまめるのに右手でつまめない状態を空間意識の欠如とは言わないだろう。
呂律がおかしいとも伝えた。
それで、ようやく診てもらえたのは翌日のpm8:00
私が気づいてから30時間は経過している。
その後、病院で脳梗塞になって気づかれなかったという話を沢山お聞きした。
今は、患者とその家族がしっかりしなければ、治る病気も手遅れになる時代と意識しよう。

姉母は明日で入院から1週間になる。
「ピンピンと歩いて帰りたいからリハビリ頑張る」と至って頼もしい。
それだけに脳梗塞の発見が遅れたことが残念でならない。

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