大病院にモノをいう時|姉母看護日記

お世話になっている病院には、言いたいことも言えず、後になってあの時にもっと言っておけば良かったと思う人は多いようだ。
私は13、4年前に私の長姉と姉母の夫(義兄)と実母3人の看病と看取りの日々を過ごした。
毎日大病院に通いながら、医者の言葉を聞き漏らすまいとメモを取り、帰ってから全てパソコンで学習して医者の説明がスムーズに理解できるように努めた。

それと言うのも家人が胆石を患ったときに、誤診されて手術が遅れた苦い経験がある。
当時はパソコンがなかったので近くの図書館から本を借りて読み漁った。
私は、胆石だろうと思ったけれど主治医は認めずほとんど喧嘩のようになった。

その時も院長の総回診の時に直訴してCTをとり、親指大の石を発見した。
そんな経験から、分からないことは遠慮しないで医者には質問をするという事に躊躇しない。

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家人のヘルペスは、何故診断されなかったのか。
間違えた塗り薬は、何故出されたのか。

病院には診療相談という窓口が設けられている。
そこに行って、納得がいかないと言った。
春の事なので夜間の診療が若い研修医だったという不幸があったと言われると思った。

ところが、「申し上げにくいのですが、担当医は中堅の呼吸器科の医者です」には驚いた。
診断が付かない時には、周りにいる医者同士で相談するという事をあるらしいけれど、中堅の医者はそれをするのを潔いとしなかったのだろうか。

家人の症状は昨日から薬を飲んでいるにも関わらず、外はピリピリ、中はシクシクと痛みが増している。
そうなるとリンデロン軟膏を塗ったからではないかと疑いたくなる。
内服薬を出さないのならリンデロン軟膏も出してくれなければよかったのに。

「担当医には、良く申し伝えます。」と言うのは当然だろう。
けれど、私は納得がいかなかった。
「2080円お支払いしましたが返金してください」とはっきりと言った。
私は2080円が惜しいわけではない、気持ちが許さないのだ。
それから、本当に真剣な話し合いになった。

DSC_0291.JPG

そして、どういう考えでこの薬を出したのか担当医に質した上で、場合によっては返金に応じますという言葉を受け取った。
私の知りたいことはその事なのだ。
「どういう考えで・・・・」

大病院の驚く事実は未だあった。

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