明るい兆し|姉母看護日記
朝から大きな音で、雨が降り始めた。
どうやら関西は梅雨入りしたようだ。
姉母は、嚥下が上手くいかないので水にとろみ材を入れる。
すると、益々水を飲みたがらない。
看護師さんがあれこれ手を尽くして水分を取るように工夫して下さる。
今日は、パウチ入りのゼリー飲料を試した。
むせずに飲めたので、これで様子を見ることにした。
すっかり瘦せてしまったけれど、毎日機嫌よく過ごせているのは看護師さんたちのお陰。
足の指の間にはガーゼを挟んで下さる細かい配慮が、嬉しい。
どんなときにも笑顔で、患者家族を疲れさせないように言葉をかけて下さる。
看護師さんは、患者と家族に大きな存在である。
思い切ってベッドに腰かけた。
少し、支えたけれど何とか10分座ることが出来た。
背中がベッドから離れたのは3週間ぶり、「すごい、すごい」と褒めると「うん、頑張る」と嬉しそうに笑っている。
久しぶりに明るい気持ちになれる日だった。
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