季節は、ヒステリックに

今週の火曜日には、ダウンを着ようかと本気で迷っていた。
それなのに、金曜日には一気に夏が来た。
京都までパンを買いに出かけると、道行く人々の服装がすっかり夏を語っていた。
比叡山を越えて京都市内へ向かうと、山の中も新緑がまぶしく輝き、季節の早すぎる変化を実感させられた。
私はまだ衣替えも済んでおらず、クローゼットの中から一番軽い服を選んで出かけた。けれども、どこか場違いな感じがしないでもない。
入れ替えようか、まだいいかと迷っているうちに、こんな日が来てしまった。
毎年思うが、春という季節は本当にあるのだろうか。冬日の翌日は、もう夏日である。
米価が高い。
トランプの関税はどうなる。
フジテレビは再生するのか。
大谷翔平は、今年ホームランを何本打つのか。
私の膝はいつ治るのだろうか。
そんなことを、つらつら考えているうちにも、季節は変わっていく。
何もかもが、ヒステリックである。
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