高齢者の食生活改善:健康と味のバランスを
高齢になると、食事の内容が健康に直結しやすくなる。
私が栄養失調だと言うと不思議がられるが、血液検査で総蛋白の数値が下限ギリギリか下限を下回るという結果が出ていた。そこで、食生活の改善を試み、毎朝チーズを食事にプラスしたり、パンにたっぷり禁断のバターを塗ったりした。
その結果、総蛋白量は下限を切らなくなったが、体重が1kg増えてしまった。
「かんてんぱぱ健康パピリオン」で食事内容を診断するブースがあったので、早速試してみた。
選んだメニューは以下の通りである。
豚の冷しゃぶ
ほうれん草のおひたし
ひじきの煮物
具だくさんの味噌汁
ごはん小盛り
診断結果は次の通りであった。
エネルギー:662Kcal
タンパク質:28.6g
脂質:28.4g
炭水化物:73.6g
食物繊維:9.0g
食塩相当量:5.9g
結果として、脂質と食塩相当量が「多い」、炭水化物が「少ない」という指摘を受けた。
腎臓機能が弱い私にとって、これらは特に気になるポイントである。
血圧が高くなり、浮腫みが出ると「塩分を控えましょう」とよく注意される。高齢者の一日の食塩相当量は7gらしいから1食でオーバーしそうだ。しかし、これまで「決して取り過ぎてはいない」との自信がバラバラと崩れた。
塩分の隠れ場所は、調味料だ。味噌、醤油を控えねばならない。
しかし、余命も知れる年齢になって、味が薄くまずいと分かる食事をするのは耐えられない。
実践する前から失敗すると思えるような無理な計画はストレスになる。
健康的な味のバランスを取ることは、容易ではない。しかし、無理のない範囲で工夫を重ねることで、少しずつ改善していくしかないだろう。
私にとって、美味しい食事を楽しむことは、生活の質を高める重要な要素なのだから。
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