• 2005.11.10
• テレビ
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脳天気

日吉大社　参道

今日から日吉大社の紅葉のライトアップがはじまる。
日中に散歩に行ったら、ライトの準備も終わり日暮れを待つばかりになっていた。
紅葉は完全とは言えないが、例年よりきれいにみえた。
日吉さんは春は桜、秋は紅葉の名所である。今年は大きな台風が近畿地方を通過しなかったので桜の葉が紅葉まで持ちこたえたようである。

今日のNHKのクローズアップ現在を観ながら笑えない現実を考えた。
最近の若者はパソコン用語に精通し、何不自由なく使いこなしているが私には宇宙語に等しい。
それと同じように高齢者が銀行に年金保険口座があるとは知らずに高い「リスク」を「利息」と思ったと云えば、同情せざるをえない。
銀行は安全であると思い込んでいる世代にリスクの説明は理解の外である。リスクを利息と聞き違えても笑えない。
脳は初めて聞く言葉を知っている言葉に置き換える作業を勝手にしてくれる。
実は私も最近はこの勝手に置き換えられる脳天気現象に悩んでいる。
何故か意味が通じない事がある。脳回路を整理するととんでもなく間違えた読み換えをしている事に気がつく。
年々社会の仕組みが面倒になる。便利なPCにもウイルスが侵入してパスワードを盗まれ、勝手に口座引き落としが出来るらしい。
便利な世の中は危険を増す。どこまで進化し、どこまで付いていけるのか不安になる。