花だより みおつくし料理帖 特別巻 ‐ 高田 郁|命の器、彗星物語 ‐ 宮本 輝

今年の夏は暑かった。
読書どころではなかったけれど8月になれば高田 郁著「あきない世傳 金と銀6巻」が出版されると思って時間があれば書店で探していた。
そんな時、偶然見つけたのが「みおつくし料理帖 特別巻」
みおつくしの登場人物のその後が書かれていた。

既に読了しているとばかり思っていたのでその後を知りたいという気持ちはなかった。
スピンオフドラマのようだった。
同じ作家ばかり読むとストーリーが似てきて、だんだん飽きが来るのかもしれない。
と、言いつつも「あきない世傳金と銀 6巻」の出版を心待ちする日々である。

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ところが、同時期に読んでいた宮本 輝のこの2冊の出版は随分古い
新鮮ではないけれど、何故か飽きさせない。
その違いは何だろうかと考えた。

宮本輝の小説は、ストーリーを追うより登場人物を通して、人間が深層に持つ琴線をチクッと刺される刺激が気持ち良い。
どの小説にも共通するのは、大きな柱となる主人公の存在だ。
主人公の魅力は小説の魅力を大きくする。
宮本輝の小説は、何時も胸の中に熱いものを残す。
それが心地よく、また次の本を探す。
布団から出す手が冷たくなるころまでが私の読書期間となる。

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