花の浮島ー佐渡 尖閣湾

佐渡にこんな美しい湾があるとは全く知らなかった。
行きの電車の中でツアーのパンフレットを読み込んだけれど、佐渡の魅力はパンフレットでは伝わらない。
佐渡は驚きの連続だった。
佐渡の北西、外海府(そとかいふ)の達者(たつしや)から北狄(きたえびす)に至る約4kmの海岸線が尖閣湾(せんかくわん)。
何万年にもわたって浸食された高さ30mにもおよぶ海食崖と岩礁、大小の岩と洞穴、紺碧の海とが織りなす自然の造形美は、絶景のひとこと。
ノルウェーの「ハダンゲル・フィヨルド」の峡尖美を彷彿させた事から尖閣湾と命名された。
海中公園、日本の渚百選にも選定。
湾をグラスボートで遊覧することが出来る。
乗り場に行くには長い階段を下り、大きな洞穴をくぐり、気分が盛り上がる。
洞穴を抜けて一番に目に入るのは何処までも青く透き通る海だった。
グラスボートの底には海藻が広がり、その間を魚が泳ぐ。
チヌと言っていたけれど、チヌと言うには小さく少し大きな魚はフグのようだった。
手を延ばせば掴めそうな魚も、ここは海中公園という事で誰も手を出してはいけません。
グラスボートを追いかけて来るカモメもフィヨルドと同じ。
グラスボートから見上げると白く美しい橋が見える。
この橋は、昭和28年に一世を風靡した「君の名は」のロケ地で春樹と真知子が出会った橋という事から「まちこ橋」と言われている。
橋は架け替えて新しくなっている。
私は伝説として知っている「君の名は」なので、展示された写真よりフィヨルドの風景に目を奪われた。
予備知識なしで来たので余計に感動したのかも知れない。
佐渡金山や北沢浮遊選鉱場等々佐渡の魅力は語りつくせないけれど、佐渡の旅はこの辺でお開きと致します。
北沢浮遊選鉱場
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