那須の旅-4 大谷資料館
旅の3日目からは帰路に就いた。
行きは元気があるので600kmを一気に走ったけれど、帰りは300kmまでとした。
那須から沼津までの移動になる。
途中、栃木県宇都宮市にある「大谷石資料館」に立ち寄った。
大谷石採掘の歴史が日本遺産として1年前に認定されているので観光客は増えているだろう。
けれど、わざわざは行けない場所なので、この際に寄り道した。
生憎の雨になって、時折雨音も大きくなるけれど資料館は地下なので雨の事は気に掛けず、寒さ対策を厳重にした。
私はダウンジャケットを着込んだ。
仲間は大袈裟なと笑うけれど地下の寒さは佐渡の金山で経験している。
地底は冷蔵庫と同じ8℃だった。
どんどんやって来る観光バスに驚いたけれど、資料館は途方もなく広く、閑散としているかのように感じた。
大谷資料館について
大谷石の採掘の歴史がわかる資料館。展示場には採掘が本格的に始まった江戸中期から昭和34年頃までの手堀り時代の道具や採掘方法、運搬の移り変わりなどの資料を展示してます。
この資料館の圧巻は地下採掘場跡。そこは2万平方メートルにも及ぶ大空間で、深さは30m、最も深いところでは地下60mもあるという巨大な地下空間で、通常坑内の平均気温は8℃前後。切り出された石は約1000万本で、まさに地下の巨大な建造物といった感じです。このほか、コンサートや演劇、ショー、能楽な どの会場にもよく利用されています。
(とちぎ旅ネットより)
トップ写真は6月の1か月間特別公開されている教会ゾーンの写真。
地底から見上げると十字架に見える空にホッとする。
大谷の町には大谷石の門は当たり前のように見かけるし、実際大谷石で出来た住宅も存在した。
大谷石は宇都宮の大谷地方だけに存在し、耐火性や脱臭性、癒し効果に優れている石と言われている。
と、言う事で癒しの空間「石の蔵」まで車を走らせた。
ここは大谷石で造られた蔵で前身は日清製粉の倉庫とか。
ところが「本日貸し切り」とは想像もしなかった。
ギャラリー併設なのでギャラリーに入ると2Fはカフェになっていた。
内部は是非HPでご覧ください。
照明を落としたカフェの大きなソファーに寛いで、雨の中沼津に向かって出発した。
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