石見銀山

昨日の伊勢志摩で今年の夏の遠出計画は終了した。
体調を壊さないように緊張していたせいか、今日は、流石に気が緩んでしまった。
大森町に行こうといった時に目的地は「群言堂」と見破られたように、世界遺産「石見銀山」の報告がいちばん最後になってしまった。
ガイドの案内は土日のみとなっているので、平日の銀山は自分で行くしかない。
大森町の中心から片道45分かかるという。
往復歩くだけで1時間半と聞くと、暑い時だけにちょっと億劫になって気持ちが引いてしまったのは事実。
レンタサイクルがあると聞いて、それを利用することにした。
電動自転車は、上記写真の道をスイスイと進んで「龍源寺間歩」に到着した。
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間歩の入り口には冷気が溜まり、別世界の涼しさだった。
中に入ると、ホッとした。
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間歩の天井は低く、家人は腰を折って歩いていた。
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人間の体が入ったとは思えないような狭い空間は掘削の困難さを感じさせる。
が、やはりガイドさんと入ったほうがより興味を引いた事と思う。
音声ガイドの貸出があることを知ったのは帰宅してからだった。
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ここは銀の掘り出しをしていた坑夫の住宅後、今で言う、社宅のようなものだろうか。
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こちらは上司の住居跡。
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途中には入れない間歩跡もある。
沢山の間歩があるがそれぞれの距離は遠く、ここばかりは要領良くとはいかない。
歩くしかない山道もあり、登山の支度もいるとか。
全体の規模を感じることができないのは残念だった。
前日にnetでニワカ学習をしたけれど、鉱山については分かりにくい。
その分、大森町の町並み、旧家、お寺などは大事に保存されて、丁寧な解説もあった。
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旧家の食卓には、お料理が展示されている。
蝋細工ではなく、発泡スチロールに和紙を巻き着色して作ったものだとか。
住宅を管理している女性達の手作りとお聞きした。
全国には旧家を開放して見せてくれるところは沢山あるけれど、料理の並ぶ食卓があったのは大森町だけだったように思う。
そして、女中部屋には
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半世紀以上前のプロマイドが貼られリアル感がある。
温泉津温泉の薬師湯(源泉)のチケットを宿で頂き、目の前なので行ってみた。
かなり熱いお湯で家人はよう入れなかったようだけれど、私は思い切って入ると体中にお湯が染み込むようで少しも暑いと感じなくなった。
施設全体がレトロで是非屋上に上がって涼んでくださいと勧められた。
屋上から見る温泉津の町は大森町と同じく石州瓦の赤い屋根が山にへばりつくように漁港のある海まで続いていた。
帰りがけに「今日は特別綺麗な夕日が見えると思いますから、ぜひ見ていって下さい」と番台から声をかけて頂いた。
町中が観光客に優しい町だった。
派手なな温泉街ではないけれど源泉がいい。
家並みも美しい。
もう一度出かけたいと思っている。

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