島根県太田市大森町を訪ねて|群言堂本店

大森町に行ったのは5年以上前だったと思う。
せみ時雨の煩い真夏、道路まで白く光っていたような印象がある。
石見銀山の坑道に入ると外との気温差は大きく、ヒンヤリと気持ちが良く生き返った思いがした。

トップ写真のような家並みは、タイムスリップしたような安らぎを覚える。
家々の外には花が飾られ、その花のどれもが今朝活けられたように生き生きしている。



川の中には菜の花が咲いて、いい匂いが風に運ばれてくる。
どこを見ても、久しぶりに帰った自分の田舎のような気持がする。

石州瓦は石見地方で生産されている粘土瓦の事(ウキペディアより)
山陰地方に行ってこの瓦を見るのが好きだ。
艶のある赤い瓦だけれど派手な赤ではない。
ヨーロッパの古い街にいるような気持にさえなる。
写真の瓦は石見銀山の町に店を構える「群言堂本店」の中庭と石州瓦である。
群言堂のオーナーである松場 登美さんは私とは同世代。
実は私は彼女のファンである。
夫の大吉さんと二人三脚で、大森町からその存在を日本中に発信する「群言堂」を立ち上げた実力者、大森町を大きく変えた立役者である。

1998年に群言堂を立ち上げたというからまだ22年目のブランドであるけれど、本社内にあるブティックやカフェで働く若い人が清々しく、登美さんを慕っているらしい様子もうかがえた。


店内の作り方も、竈を置いて台所周りのものをディスプレイしているけれど、製品自体はなかなかの完成度である。
ここの菜箸が手放せないほど気に入っていたけれど、既に取引が無くなっているそうで今回は買えなかった。
ここまで来て「菜箸」を探す私も変わっているけれど、気に入っているということはそんな事だ。


さて、広島に向けて帰ろうとしたときに気が付いた自動販売機
こう言う気遣いのある大森町にはまだ何度か来たくなるだろう。
広島駅から大森町行きのバスが一日1本出ているそうだ。
運転出来なくなったら、その方法がある。

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