黄金色の杖突峠と有賀峠と木曽路を巡る

蓑輪町にある「もみじ湖」から諏訪湖に行くのには何通りかの道がある。
「もみじ湖」の駐車場に戻った時点で3時半、有賀峠を走れば30分で諏訪湖まで行き明るい内にお宿に着ける。
けれど、どうしても気になるのは杖突峠のカラマツの紅葉だ。
「山の日暮れは早いから直ぐに暗くなるのでは」と心配する家人の言葉があったけれど、車は杖突峠に向かって走った。
途中で金色に輝く銀杏に出会う。
こう言う風景に最近は中々出会えない。藁焼きの匂いがするような気がした。
カラマツの紅葉は終わり掛け、間に合ってよかった。
太陽は傾き、山の半分が暗くなった。
杖突峠の展望台は既に締まっていて、暮れなずむ道を何処にもよらずに諏訪湖へ降りた。
帰り道は、木曽路の紅葉が見たいので諏訪から上伊那郡辰野町へ最短距離で抜けられる有賀峠(あるがとうげ)を走った。
道路に自転車マークがあったから、杖突峠のような起伏のある道ではなく、生活道路だ。走り始めると急速に高度を上げて諏訪湖一望の場所に出た。
この場所が一番の見どころだった。30分もかからないで辰野町に着く。辰野町からは国道361の権兵衛トンネルを経由して国道19の木曽路にはいる。
この辺りの山々の紅葉の美しさは、秋を深く感じる。
木曽路を中津川に向かって走ると「道の駅 木曽福島」へ到着。ここから標高3067mの霊峰木曽御嶽山が見える。
家までの距離で最後の道の駅になるだろうと思うと「御嶽山」を観るだけでは物足りず、店内に入ると今年最後になる「いちじく」が残っていた。まさか、11月に「いちじく」に出会えるとは。
中津川からは中央道で帰宅するけれど、その前に寄らなければならないのは「栗きんとん」の「酢や」
今年の信州紅葉旅の締めも「酢や」で終わり。
これから関西の紅葉が始まる。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
素敵な秋のドライブ旅行 楽しく拝見させて頂きました。高速でなく地道のゆったりとした風景などなど
もう何度も行き慣れておられるからこそですね~~
背の高いからまつの紅葉・秋深まりゆく景色・・いいなぁ
最後の締め すやの「くりしるこ」 やっぱり!! パーフクトの旅行ですね❣
本間さん、一般道はどこにでも行けますし、渋滞すれば横道で避けることも出来ます。景色は身近だし、運が良ければ畑の収穫も出来ます。市田柿の農家さんはそうして知り合いました。時間がある今は出来るだけ一般道を利用します。ナビがあるのでそういう旅行はし易くなりました。