花の谷を見つけた|京都府綾部市の水源の里・老富(おいとみ)地区

綾部にミツマタの花の谷があるのを知ったのはつい最近の事。
今年は開花が早いので、既に満開の時期かもしれないと思うと一日でも早くと気がせいた。


満開を少し超えているように見えたけれど、花の谷はミツマタの芳香に包まれていた。
新葉が芽吹く前の枝先に花だけが開花するので谷全体は黄色と白色のグラデーションに見える。
快晴の空から陽の光が差し込んで谷間に影を作り、杉林の中のミツマタの花は眩しそうにうつむいて咲いていた。
時折聞こえるのは鶯と、チッチッと時折さえずる鳥の声のみ。




枝は3つに分枝し、これが「ミツマタ」の名前の由来となっている。
また、強い繊維質の樹皮は、良質の紙の原料として有名で、紙幣などにも使われている。
私の予備知識はこのくらい。
時折見かけることもあるけれど、1本や2本では案外地味な花だと思っていた。


ところがどうだろう、この圧巻の花の谷は。
芳香があるのはミツマタは「沈丁花科」というので頷ける。
この谷は、5月にはシャガの花で埋まるという。
小浜の先の大飯町で山道に折れて佐分利川に沿って走ると、数キロに渡り桜の並木が続く。
来週は、息を飲むほど美しい道になるだろう。

自宅から綾部に行くのには、小浜経由で日本海沿いの道を行くのが近道だ。
その道すがら、道路沿いの広場に何十台もの大型バスが止められていた。
心が凍り付くような風景だった。
帰り道、京都経由にしたら


平安神宮の駐車場には1台のバスもなかった。

今までいろんな場面で「経験したことのない・・」という言葉を聞いてきたけれど、今回ばかりは私もこんな経験をするとは思ってもみなかった。

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