旅に出たなら何食べる-風の盆編

風の盆は、最終日の9月3日pm10:00以降に行く事を通例としているので、日中は大抵金沢観光となる。
金沢のお昼は、たまには他所に行きたいと思いつつも、大国鮨に足が向く。
7月訪問の時と変わらないネタでも大将が一人で握る鮨は、何時も美味しい。
この日の宿泊は神通川の畔の割烹旅館。
今回で3回目の宿泊になる。
初めての頃に比べると、部屋は古くなったし風呂場も古い。
けれども、掃除が行き届いているので気にならない。
風の盆だと言うのに、宿泊客は私たちひと組だけで、静かなもんだ。
八尾の会場までは直線で6kmの所にあるのに、勿体ない。
でも、女将さんは「ひと組で十分なんです。もう、年をとりましたから」と欲が無い。
それで、私としてはご紹介したいけれど、出来ない状態にある。
初めて伺った時に好物のいちじくの天ぷらを頂いた。
天ぷらにすると、いちじくは一段と甘味が増す。
紅葉閣.jpg
今回も、いちじく料理がズラリと並んだ。
突き出しはトッピングされて少し、酢の味をまとっていた。
料理は少しづつ運ばれるけれど、聞かなければ料理に勿体をつけたような説明はしない。
それで、つい聞きそびれてしまった。
いちじくは、田楽、豆腐、天ぷらと手を変え品を変えて現れる。
鮎は香ばしく焼かれて、頭から全て頂いて皮すら残せなかった。
栗のおこわに、松茸のすましで〆た。
夜のごはんは極力避けているけれど、小さな蒸籠から湯気を出して運ばれると食べずにはいられない。
この旅行中で一番まともな食事になった。
来年は「風の盆」のリベンジをするつもりだけれど、この宿は未だあるのだろうかと気にかかる。
玄関には青々とした「おいばね草」が活けられていた。
何所にあるんですかあ――とお聞きしたけれど、裏山の深い所に・・とだけ答えてくれた。

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