シーズン最後にズワイガニを食す

加賀市の橋立港は蟹舟の港である。
元旦の地震の被害はいかばかりかと心配になる。
橋立港のある地域は北前船の船主集落で、日本一の富豪村といわれている。
町を歩くと通りには、古めかしくなったままの豪邸がつつましい構えで並び、赤い瓦を乗せた家並みが続く。
その一角に何度も伺う「舟重」さんはある。
今月の初め、恐る恐ると電話を掛けた・
「地震の被害はとくには無かったけれど、怖かった」との返事で胸をなでおろした・
営業はいつも通りとの事だったので、「伺います」とその場で予約した。
「その頃ならセイコじゃなくてズワイをお出し出来ます」と嬉しい情報も頂いた。

お箸ですぐに食べられるこの料理が一番好きだ。
蟹酢が添えられたけれど、全く必要が無かった。
適度な塩で茹でられているのでそのままの方が美味しい。
蟹と茶碗蒸しに汁物、ご飯、香の物、果物がコースである。
茶碗蒸しはお造りに変更する事も出来る。
蟹は大きくて食べても食べても甲羅の中にはぎっしりと詰まっている。
多分、料理人の技量によるところもあるのかも。舟重では余すことなく盛り込まれていた。
今年はセイコ蟹をよく食べたし、蟹はセイコが美味しいと言い切っていたけれど、ズワイを食べられない悔しさからだったかも。

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