赤木智子の生活道具展in金沢

能登の震災直後から輪島の塗師 赤木明登さんのface bookから目が離せなくなった。
震災に負けてはおられないと地震に挑戦するかのような闘志が伝わって来る。
赤木さんは、丁度私がskogをopenした年齢だ。
あの頃の私なら同じように復興に立ち向かっただろうか。
想像を絶する被害を受けた中、八面六臂に能登、金沢、東京を駆け巡り、本来の仕事と並行して復興に情熱を傾けている。
そして、何より輪島塗の火が消えないように沢山の職人を助けたいと方々への働きかけをされている。
眠る暇もなさそうだ。
石川のニュース ⇒ 

そんな中、奥様の智子さんが急遽、金沢で生活道具展を開催されるとfbに告知があった。

浅野川のほとりに、300坪という広大な敷地を持つ築100年の住宅をお借りして、急遽声をかけた作家さんたちのご協力で開会に漕ぎつけたと言う事らしい。
net上で拝見した作家さんたちの作品を、一堂に拝見出来る機会は滅多にないので、初日にうかがった。

会場は行きつけのお料理やさん貴船のご近所なので、見当をつけて行ったけれど、ちょっと奥まってて分かりにくかった。
立派なお庭がある事はオーナーさんの「ギャラリー紋」のHPで拝見していた。
今は雪つりが芸術品のように美しく施されている。

ギャラリーの玄関を開けると薄暗い室内が静謐な雰囲気を作っていいる。
どれ程の人でごった返しているだろうかと恐る恐る入って見ると、そんなに多くはない人たちが静かに作品を見ていた。
智子さん以下販売スタッフの声が聞こえるくらいで、ゲストの方は完全に雰囲気にのまれている。

生活雑貨店と銘打つだけに美術工芸品が並んでいる訳ではない。
私が伺ったのは午後2時過ぎだった所為か、選べるほどの作品数は無かった。赤木さんの漆作品や内田剛さんの陶器もお安く提供されていると思うけれど、選べる数が無いのは仕方がないし、それほど緊急だったのだろうとこちらがしんみりしてしまう。

家人の選んだものは白木屋伝兵衛の箒と塵取り

2011年の東北の震災時に多治見の『桃草」で協賛の大バーゲンが開催された。
その時も箒と塵取りだった。

私の選んだものは

艸田 正樹 さんの片口と、早川ユミさんの鍋つかみ
2011年にも艸田さんの壊れそうに薄い皿を頂いている。薄いガラスが私の好みなんだろう、ついつい手に取る。
早川さんは高知の山のてっぺんで暮す様子をテレビで拝見した事がある。チクチクは一番苦手で一番好き。
人の手が創るものはどれも好きだけれど、針仕事には憧れがある。

復興のお手伝いになるほどの買い物が出来る訳でもないけれど、気になっていた方々にお会いしただけでホッとした。

生憎の冷たい雨の初日だった。

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