越前海岸蟹街道とハードパン

今年の蟹シーズンも残りひと月。
タグ付き越前ガニは美味しいものの、いつの間にか手の届かない所に高騰している。
蟹は「セイコガニが一番美味しい」と言うのは個人の好みだが、最近はサイズ的にも丁度いい。
橋立港に近い「舟重」さんに問い合わせると「今は毛ガニがあがってるけどどうね。高いけどね。]
舟重さんは、私の懐事情に精通している。

上に乗った脚肉から食べ始める。
ミソと卵までは楽しみの連続だ。
最後にミソと卵をすくい上げ「これで終わりか」と思いながらもチビチビせせると甲羅の奥から最後の一切れが出て来た。
これでお腹はいっぱいだけど、カサゴの天ぷらが出来上がった。
嬉しい事にフキノトウが一緒に揚がっていた。今年の春一番だ。
フグとカレイのエンガワの昆布締め、穴子の入った味噌汁山椒が効いている。イチゴのデザートを残すことなく食べてしまった。

家人が言い出した蟹旅だったけれど実は私にも密かな計画があった。
気になるパン屋さんを見つけたのだ。

小松の「こうぼパンうたたね」

パンの消費量1位は滋賀県大津市で56.313グラムと全国平均の約1.25倍と言うニュースを最近聴いた。
絶対に美味しいパン屋さんが近くに在るはずと色々探してみたけれど人気の店は総菜パンが多い。
私は噛み応えがあり、朝食を盛り上げてくれるハードパンが好き。
それで常は京都の中川小麦店に予約をして出かけている。

小松市の「こうぼパンうたたね」のHPを見た時にピンときた。
舟重さんからも近い。
山小屋風と言う建物はいい感じで入り口からワクワクする。
パンは焼き立てでトングは使えず、お店の方にお願いする。
熱々のパンをもって車に乗ると、これから蟹を食べに行くというのに我慢できず手で割って食べてしまった。
もちっとした生地にカリッと大きなくるみが歯に当たる。
旨っ!来た甲斐があった。

帰路は越前海岸をのんびりドライブだ。
水仙公園の近くの街灯が水仙の形をしているのを発見した。




山も畑も道路際も水仙が咲いている。
以前この道路ではバケツに入れた水仙を売っていたけれど最近は見かけない。
道の駅などが出来て販路が変わったのだろうか。

海の上に張り出した道路、くねくねと続くカーブは風景に変化を増している。


敦賀から加賀まではこの道路を使う事が多い。
山の色も海の色も何時も違う、お気に入りのドライブコース。
もうしばらくこんな日が続きますように。

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