京都ブラリ‐京都国立近代美術館界隈

昨夜から予想されていた通りに朝から大津も京都もすっぽり雪に覆われた朝になった。
京都国立近代美術館で「フィンランドのテキスタイルーリュイユ」が開催されている。
昨年、富山ガラス美術館でパンフレットを見つけて楽しみにしていた展覧会だ。
リュイユの事は織物だということ以外前知識はなかった。



解説によると16世紀には寝具として使われていたものが1900年のパリ万博ではロシアからの独立を視野に入れたナショナルロマンティシズムの一端を担った作品「炎」がフィンランド館を彩った。
そういう意味では、リュイユはフィンランドのアイデンティティを著わす織物と言われている。

一番の特徴は色彩の豊かさ。
使われた糸の種類の多さ、細い、太い、色々なサイズ、ウール、木綿、シルク、麻等々が織り込まれている。
横糸が思いっきり引っ張り出された迫力のある作品もあったし、長い年月家庭で使われていた形跡のあるものもあった。
石庭を思わせるような展示もあった。
これは日本の展示をイメージしたものだろう。

1時間ほどで鑑賞を終えてロビーに出るとそこから見える東山の風景に見とれてしまった。

遠くに比叡山、足元は真如堂。
美術館の4階は、平安神宮の鳥居の高さに近く、遠くまで見渡せた。
この場所は初めてではないけれど、初めてのように新鮮で雪景色に見とれた。

向かいの京セラ美術館も、一時は予約しないと入れない時期があったので未だに入った事がない。
1階にガラス張りで広々と広がるギャラリーショップや明るいcafeが見える。

美術関係の書籍が目立つショップだ。
この頃のギャラリーショップは置いているものがどこも似ている。
アートをプリントしたショッピングバッグや傘、ファイル、メモ帳
買いたくなるものはなかったけれど、明るく開放感のある空間の居心地は良かった。
コーヒーを飲めると良かったけれど、京都テラスでスフレライスとワゴンデザートをお腹におさめた直後だから次の楽しみにとした。


車で前を通ることはあるけれど、歩くと見える風景はまるで違う。
久々の京都ブラ、雪景色の中で春の事を考えた。

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