思いがけず金沢へ

思いがけず、金沢へ行くことになった。
途中、敦賀に向かう国道沿いにはまだ雪が残っており、春の訪れを感じさせつつも、名残の冬の気配が漂っていた。
「急なお願いでしたのに、隣町から来るように気軽に来てくださって、ありがとうございます」と温かな笑顔で迎えていただいた店内は、ほのかに春の気配が漂っていた。ちょうどこの日から春の献立とのこと。
八寸には「啓翁桜」が添えられていた。
平貝に盛られた春の山菜は、その美しさに見惚れつつ、春ならではの香りと味わいを堪能するうち、ふと思い出したことがある。毎年季節の走りは「貴船」さんで味わっているなぁーと。
その時々の季節を感じさせる料理の数々に、いつも心躍らせたものだ。
外は一日中氷雨だった。
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