いい日旅立ち金沢編 – 豪雪地域での出来事
今週は北海道から日本海側は、例年になく雪が降り続いて積雪の記録を作った。
24日の天気予報では石川県の雪は止んで曇りマークの一日の予定。
「晴れ女」を自認する私は当然のごとくそれを信じた。
それもむなしく前日は記録更新となる積雪情報
金沢行をやめるべきか家人と相談するも、我が家にはブレーキがいない。
決行する話にまとまってしまう。
湖西地域から金沢への移動は、敦賀経由で北陸自動車道を利用する。
高島市から敦賀市にかけての山道の雪はどうだろうか。
1%程の不安を抱えて出発した。
湖西でも雪が多いとされる高島市あたりから、深々とした白銀の世界が広がった。
それを見越して1時間早く家を出たものの、先頭を走るのは除雪車だ。
ノロノロと長い車列は、今津を抜けるまでに、予定時間を40分オーバーした。
除雪車と別れて山道に入ると、融雪の水が車体に容赦なく当たる。
けれど、雪がないので遅れを取り戻すべく、スピードを上げて走った。
この山中には雪が積もると私が「クリスマスツリー」と呼んでいる杉林がある。
今冬も何度か通っているけれど、一度も遭遇しなかったのに、この日は全ての杉がクリスマスバージョンだったし、巨大シーラーの花にも見えた。
高速道路は完全に除雪をしているけれど、大雪で有名な今庄あたりはすぐに道路に雪が積もる。
遠くに見える山は木々の雪化粧が美しい。
中々遭遇出来ない風景に出かけて良かったと思う夫婦である。
積雪の金沢も中々乙なもの。
ラッキーと言うべきか驚くべきか町中の有料駐車場は雪に埋もれて駐車番号が見えない。
けれど、どの車もきちんと止めてあるからそれに倣って駐車した。
番号が分からないと言う事は、車の前の雪を払って番号を探さなけれなならないのかと少し憂鬱な気分だった。
ところが、車を出そうとすると車体の下のストッパーが雪で機能していない。
「えっ?無料?」
多分除雪の人件費の方が高いのかも知れないけれど、これも初めての経験。
ちょっと得した気持ちになった。
思わず「いい日旅立ち金沢編」の言葉が頭をよぎった。
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